Ｅｐｉｓｏｄｅ　4 【真夏のガラス工場生活】 だれもいない作業場で一人黙々とガラスを研磨する 2004年の夏は皆さんの記憶にも新しいと思うが40度を越す暑さの日もある猛暑だった。 僕が借りていた作業場は、ガラスの大型研磨機がある加工場で、冷房無しの半外状態のところゆえ、28本の三角柱を磨いている時なんか、意識がもうろうとする中、一本一本いい作品ができますようにと願いを込めな 磨きあがった三角柱 がら研磨する日々は、まさに「修行」という感じだった。 完成したときには悟りが開けるんじゃないかと思ったほどだ。 暑い盛りだったがお盆前に工場内で納涼祭が行われた。 僕も参加させてもらい、400人ほどの従業員のアトラクション、○×クイズではなんと優勝。 賞品にプレイステーション2をいただき、生まれて初めてTVゲームをやってみたが、ん〜っ！なんだか向いていない…ゲームのコントローラーを握っているより、ガラスを削るグラインダーやサンドブラストのノズルを握って制作しているほうがやっぱり性に合っていると思った。

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