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ガラスの表面にサンドブラストを施した底から作品の中を覗いた写真。幻想的だ |
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1点目の仕上がり |
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これは、ストリップと言って板状に製造されたガラス |
10月下旬、いよいよガラスの原塊の制作に取り掛かった。
原塊は全部で11個。三角柱と違って一つ一つ形が違うから、ガラスと対話しながらの制作だ。
楽しい!ワクワクしながらの制作だ!
そもそも僕はカタマリが好きだ。普段やっている鋳造の技法でもカタマリばかりつくっている。
このガラスの原塊は光学ガラスの元になるガラスで、800リットルから1600リットル入る坩堝にガラスの原材料を入れ、どろどろに溶かし、気泡一つない状態にして、坩堝ごとさまして作る。
坩堝から出てくるときにいくつかの大きな塊に割れて出てくるのだが、今回は、割れて出てくる部分を活かしながら削りだして作品に仕上げた。
透明ではなく、表面が白っぽいのはサンドブラストでマットにしてあるからだ。
こうしておくと底からライティングしたときにより存在感が増すし、透明な三角柱とも対比させたかった。
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